私の恋した誘拐犯【完】

「それでは、文化祭について話し合いをしていきたいと思います」



しばらくすると、1学年の学年主任の先生が到着し、ホワイトボードの前に立った。



どうやら、各学年で話し合う場所は違うらしい。



「全てのクラスの出店は、予定通りそのままでオーケーだそうですので、各クラス、メニューや装飾、服装など話し合ってください」



「う、うそ」



メイド喫茶が通ると思っていなかった私は、そう落胆の声を漏らした。



隣のたくちゃんは、肩を震わせ笑っている。



「さ、千織。メイド喫茶について話し合おうか」



「何でそんな楽しそうなの…」



ニヤニヤと楽しそうなたくちゃんを、静かに睨んだ。