私の恋した誘拐犯【完】

「実行委員なんてやりたくねーよ。千織1人じゃ不安なの。それだけ」



「もう…いちいち失礼だよなあ」



そうやって話しているうちに、職員室が見えた。



職員室に近づくと、ちょうどよく山ちゃんが扉から出てくる。



「あ、先生」



「お、ちょうどよかった2人とも。…これ、実行委員の資料」



声をかけると、どうやら先生も私たちに会いに行こうとしていたらしく、資料を渡してくれた。



「綾瀬、あとは頼んだぞ〜」



「はい。千織のことは俺に任せてください」



「ちょ、先生もたくちゃんも人のことなんだと…」