私の恋した誘拐犯【完】

「ちぃって顔可愛いし、ちっちゃくて細いから絶対似合うしモテる」



「ちょっと莉奈…」



持ち上げすぎだと、さすがに否定の言葉も出ない。



そんなにハードルを上げて、一体私に何を望んでいるのか…



「わ、私着ないよ、メイド服なんて」



「ばか言ってんじゃないよちぃ。アンタが着ないなんて、このクラスのメイド喫茶、クリームのないシュークリームと一緒」



莉奈の言ってる意味が分からない私に対し、キョンタもたくちゃんも「確かに」と声を揃えている。



(なにが確かに、だ…)



「嫌だよメイド服なんて…」



それでも泣き言を言う私に、莉奈が一つの提案を持ちかけた。