私の恋した誘拐犯【完】

「それにしてもさー、キョンタのせいで文化祭も散々だよねえ」



お昼休み、4人でお弁当を食べながら、莉奈がお箸でキョンタを指した。



「散々ってなんだよ〜、アユのメイド姿、楽しみにしてるぜ!」



「興奮して鼻血出しても知らないんだから」



莉奈の性格が、心の底から羨ましい。



もし私もメイド服を着るのだとしたら、外なんて出歩けない。



「俺は千織のメイド服がみてーな」



と、たくちゃんがニンマリ笑って言う。



「た、たくちゃん…!」



やめてよ、と抗議するも、他の2人までウンウンと頷く始末。