私の恋した誘拐犯【完】

「おい安里。こういうときだけハキハキするんじゃないぞー」



「さーせーん」



そんな先生とキョンタのやりとりに、またしても教室は笑いに包まれる。



それから出店の案は、次々と出ていった。



カフェやパンケーキ屋さん、やきとり屋にからあげ屋、タピオカジュースのお店など、様々だ。



だけどそこは、さすがノリが分かってるとでも言おうか、票はメイド喫茶がダントツだった。



「おいおいみんなまじか。安里の思うツボだなこりゃ」



先生も呆れて笑う。



「じゃあ一応メイド喫茶で通しておくけど、審査通らないこともあるから。そんときは唐揚げな」



そうして文化祭の議題も解決し、HRは無事終わった。