私の恋した誘拐犯【完】

「よし、実行委員の2人はあとで職員室に来てくれ、資料を渡す。…次に出店の案だが、何かあるかー?」



あっという間に実行委員が決まり、さっさと次の議題へ。



前の席にいるたくちゃんが、ちらっと私を振り向いた。



「?」



首をかしげる私に、たくちゃんはフッと笑って再び前を向く。



(な、何事…?)



「メイド喫茶がいいと思いまーす」



と、後ろでそんな声が聞こえた。



キョンタだ。