私の恋した誘拐犯【完】

好き同士が一緒になって、2人で支え合っていくということにいつから理由が必要になったのだろう。



好き同士が一緒にいてはいけない理由をいつから世間が決めてしまえるようになったのだろう。



そこにどんな壁があろうと、この人となら乗り越えていける



だから私はこの人と共に生きたい。



好きな人と一緒にいる理由なんて、そんな簡単なことでいいのだと私は思う。



「洋くん!……大好き!」



私の引き止めた声に振り返り、



「俺もだよ」



そう言って仕事へと出かける背中。



そんなあなたと共に生きる理由は何個もいらないでしょう



これは、ある事件から起きた不思議な恋のお話し


-fin-