私の恋した誘拐犯【完】

いつものように、鍵を回しながら。



「た、たくちゃん…」



「よう千織。はよ」



「おはよう…」



たくちゃんやキョンタには、こういう恋愛話をしないようにしている。



男の子だし、こういう話しでからかわれるのは嫌だ。



「とにかくちぃ、私はその可能性があると思ってるから」



「うん。ありがと莉奈」



私と莉奈の話しに、たくちゃんは首をかしげながらも席についた。