「もうクラス替えがきちゃうんだねー、やだなー離れたくないなー」



冬休みも明日に迫った昼休み。



まだ春休みも来てないというのに、莉奈はそう言って机に突っ伏した。



「ちょっと莉奈、気が早いよ」



その肩を揺らして言う私に、莉奈はジトーッと何か言いたげな目で睨んできた。



「な、なに…」



「ちぃはいいの?クラス替え」



「当たり前なこと聞かないでよ。嫌に決まってるじゃん」



「ほらー、いつ考えようが嫌なもんは嫌なんだよーーー」



もっともなような、なんだか納得いかないような。