私の恋した誘拐犯【完】

考えても答えが出るはずがなく。



私の家が見えてきた。



「たくちゃん、ここまでで大丈夫だよ。ありがとね」



「ん。また明日な」



ポンポンと頭を叩くたくちゃん。



「うん。帰り気をつけてね」



私が手を振ると、たくちゃんはバイクに跨り元来た道を戻っていく。



その背中を見送り、家を見ると明かりがついていた。



どうやら洋くんは帰っているようだ。