私の恋した誘拐犯【完】

「あ、ちーちゃんもう仕事上がりだね」



「う、うん」



腕時計を見た洋くんはそう言うと



「じゃ、一緒に回ろっか」



予想もしてなかった言葉を吐いた。



「え、え?え、洋くん、いいの?」



「えぇ?逆になんでダメなの?」



まさか、文化祭を洋くんと一緒に見て回れるとは。



「す、すぐ着替えてくる!」



「そのままでもいいよ」



「ば、ばか…!」