私の恋した誘拐犯【完】

「あ、つか、校門の前で待ってたほうがよくね?」



「あ、それいい。…じゃあアリスちゃん、俺ら校門の前で待ってるわ」



ニヤニヤと2人で笑い合う姿に、私は何も言えなくなっていた。



「アリスちゃんの格好、ほんとエロいよねぇ。こんなに短いスカートでさ…」



私の腕を掴んでいた男の人の手は、太ももの方へと移動する。



「ほんと可愛いね、アリスちゃん」



「や、やめ…」



やめてと、大声を出したいのに。



まるで夢の中にいるように、自分の声が喉に詰まって出てこない。



伸ばされた手は、太ももに触れる。