「叶、俺運ぶよ。」



「ありがとう」



つわり地獄が終わりどんどんとお腹が目だってきた叶は家事をこなすのも一苦労だった




洗濯カゴを持って2階にあがるのも一苦労だ



誠は家にいる間は風呂掃除や重いものを運んだり買い物にも付き合ってくれた




いつもは当たり前に自分でやっていることも叶は誠に甘えていた




「最近足がむくんだりお腹がはって苦しかったり、あんまり調子よくなくて。家にエコーがほしいくらい。赤ちゃんが元気かみれるでしょ?」



ソファに座り誠に寄りかかりながら叶は普段だれにも言えない不安を誠に話していた




「叶はやっぱり出産は立ち会い希望だよな?」



「え?」



「誠が現場に行ってたら無理だってわかってるから大丈夫だよ。でもなるべくはやく来てほしいかなぁ~」



「ごめんな。」