今、学校までの遠い道のりを歩いているところなんだけど
うーん、今日は朝起きてからなんかスッキリしない、、、
なんでだろー
「うわーもうなんかいやになってきた」

「どうしたんだよ?」

横で私を心配する人は私のお兄ちゃんで長男の雅紀(まさき)、めんど臭がりで、忘れっぽい、私の高校の英語の先生をやってる

「まぁ、どうしたもいつも変だから心配した俺がバカだったな」

「はぁ?」

そんな言い合いをしていると、

「まぁまぁ、そんなことで」

と私達をおさめるのはいっつも優しくて、正義感の強い、智輝(ともき)だやんわりした感じにみんなをまとめてくれる、小学校の先生を目指して頑張る大学生だ

「あ、そういえば今日のおやつなに?」

そう聞いてくる食いしん坊は、優輝(ゆうき)だ、意地悪だけど、兄弟で一番私のことを気にしてくれる、大学生だけど勉強してるのかわからない

「今日は、クッキーだよ」

「お弁当は?」

と、聞いてくるまたまた食いしん坊は宏樹(ひろき)、YMCAの水泳教室で働いてる、いわゆる水泳バカだ

「お弁当は、唐揚げだよ」

「え!マジで!俺の唐揚げにタルタルソース付けてくれた?」

と、唐揚げに妙にこだわる翔太(しょうた)、兄弟では、一番、齢が近くて、仲もいい

「いれたよ」

こんな、やりとりが私達の日課のようなものだ