祐介と優馬のこと相談しようと思ったら、拓真にも告白されてキス。


響子は、拓真のことも好きになりかけたけど祐介に返事をすると心に決めた。


HRが終わり、響子は祐介の元へ行く。
「祐介、ちょっと来て」
響子は祐介の手首を掴み教室を出る。


「なんだよ、どこ行くの?」
「いいから」
響子は校舎裏まできた。


ようやく祐介の手を離す。
「私、3人に告白されて迷ったけど」
「え?ちょっと待てよ。俺と優馬は分かるけどあと1人は誰?」
「拓真」

「うそ!マジかよ。あいつも?」
「うん、優しいこと言うんだけど、でも聞いてる方が切なくなって心揺れたけど...」
「けど?」

「やっぱり私は祐介が好き。だから今...」
「それ以上言わなくていいから」


祐介は響子の口を手で塞いだ。
「俺、響子が好きだ」
響子の目をじっと見て、唇に優しくキスをした。


「ん......」
「今から響子は俺のまのだからな。誰にも触れさせねえから」
響子を優しく抱きしめた。

「うん、私も祐介に気安く触る女の子許さないから」
「バーカ、その前に俺が拒否るわ」
「なら良かった」
「安心しろよ」

祐介は、もう一度響子の唇に触れるだけのキスをした。
「もう、祐介キス魔なんだから」
「いいじゃん、響子からして?」
「え?」

「できないの?」
「で、できるよ!」
「じゃあ、早く」

響子は祐介の唇に触れるだけのキスをした。
「そんなのダメ。もうちょっと長く」
「もう!」
2人の唇が重なり、本当に長いキスをした。


「んー!」
「なに?」
「長いって」
響子は恥ずかしくなって真っ赤になる。

「なんだあ、赤くなって可愛いなあ。じゃ続きは俺の家ってことで行くぞ」
「え、続きって?」
「決まってるだろ!響子をいただくんだよ」
「もう、祐介は!」
祐介は楽しげに響子の手を繋いで歩き出した。

祐介の家に向かう途中、拓真に会った。
「ねえ、祐介?」
「なに?」
「前から歩いてくるの拓真じゃない?」
「ああ、そうだな」


2人の前まできて、拓真はあからさまに怒っている様子だった。
「よう!拓真、元気か?」
「はあ?んな訳ねえだろ、お前ら手繋いでるとこ見せられて」
「悪かったな、響子は俺のもんだから手繋ぐの普通だろ。てかお前響子に手出すなよ?」


「その言葉そのまんま祐介に返してやるよ。お前こそ響子のこと1回でも泣かせたら奪いにくるからな。それだけは覚えとけよ」
拓真は祐介の肩にぶつかって去って行った。


祐介は何も言えずにその場に突っ立っていた。
「ちょっと、祐介大丈夫?」
祐介は響子を強く抱きしめた。

「俺は響子を泣かせたりしない」
「ちょっと、祐介苦しいよ」

「あ、ごめん。俺の家行こう」
「うん」
祐介は響子の手をしっかり繋いだ。