「何があったかは今から聞きに行く。
…みつなさ、モトキのことすげぇ可愛がってただろ。
バス通だからって帰宅部だったから、
後輩がいないあいつに懐いてくれたお前のこと
弟が出来たって楽しそうに言ってたんだ。
ダセェけど俺、ちょっと妬いたわ。
…それくらい、モトキを好きだったから
お前には言いたかった。
悪い、俺の勝手な判断で暗い気持ちにさせたよな」
「そんなこと、ないよ!
なぁ、俺もみつなさんのところに行きたいよ!」
尋くんが弱ってる。
大事な彼女、亡くして、悲しんでる。
俺が少しでも支えてあげなきゃ。

