…え?死んだ?誰が?みつなさん?



「…だらしねぇ口、閉じろよな。」



気力なさげに弱く笑みを浮かべる尋くん。



「う、嘘ついてる…?」



「こんな嘘、ついたって何も無いだろ。」




思考回路が止まった、ってこういうこと言うのかな。



だって、昨日は普通に笑ってたじゃん。



もっきゅん、って誰も呼ばない
あだ名(みつなさん命名)を楽しそうに呼んでくれてたじゃん。




「昨日、みつなの母親から電話があったんだ。」



尋くんはぽつり、ぽつりと言葉を紡ぎ始める。