「温かい」


杠が呟いた。

小柄だとは思っていたけど、俺より全然小さくて守ってやりたくなる。


「小柳とはなんにもない。」


「いいよ、あっても」


「何言って…浮気だぞ」


杠の言葉に驚いて変なことを口走る。