でも、俺の中ではクラスの彼女の印象はもみ消され、ただ悪女な小柳しか印象はない。

それを誰かにいうつもりもないし、言ったところで信用される可能性はゼロに等しいだろう。

あんなにクラスの子達と仲いいんだから。


「安心しろ。俺はそんな肝の座った人間じゃ無い…だから、杠には何もするな」


そう来なくっちゃ…

嬉しそうに髪をはらいながら言った。




それから頻繁に屋上で特に何をするでもなく二人でいることが増えた。