瑠斗は微かに体を揺らした。
急に話しかけたから驚いたんだろう。


「許さないよ」


瑠斗の声は耳に心地よく入ってきて、瑠斗に触れてる嬉しさが増す。


「忘れさせようとしたこと許さない」


でも言葉はさして優しいものではない。
きっとまだ怒ってるんだ。


嫌だよ…,嫌。嫌われるのは1番嫌だ!


「ちょっとだけでイイから聞いてほしいことがあります。俺バカだから素直になり方もわかんないからしっかり伝えられるか分からないけど」