「え、ちょっ!どうし…」


「頑張ったね…頑張ったよ…ゆ、杠はもう十分頑張った」


こんなに小さかったっけ。


こんなに細かったっけ。


こんなに……

愛してたんだ。杠のこと。

杠は震えながら泣いていた。俺の腕の中で強く抱き締めたら壊れそうなガラス細工みたい。
俺を見つめる大きな瞳は誰よりも澄んでいて悲しい影を纏っている。


あ、やべぇ全然好きだ…