「植本っ!!」


杠が倒れた。

その時唖然と杠を抱き抱えていた俺に一番に走ってきたのは植本と小柳だった。

冷静に色々と的確に指示を出していく二人。杠が倒れたのが突然で貧血とかではないということぐらいは嫌でもわかった。


そして今病院の外にある湿っぽいベンチに居る。
中はバタバタしてて、消毒液や白い制服に染められて居るのが何故か辛くなった。

杠の症状は発作と言って、命には関わりない。

という医者。その一方で

今回は酷いぞ。と頭を悩ませる。