「瑠斗と一緒に叶えたい夢だよ」


「なんだそれ」


「瑠斗がいなきゃ成り立たない世界なの!色々あるんだよ、私の中で」


恥ずかしそうにそういうと「もう始まるよ」と前を向いた。


俺がいなきゃ成り立たない…。


俺じゃなきゃいけないって遠回しに言ってくれた気がして胸が高鳴る。うるさく騒ぎ出す。
単なる気のせいかもしれないし杠の気まぐれかもしれないけど俺は杠がいなきゃ捨ててもいいよ、こんな世界。