夏まっしぐら。
朝やっていうのに暑いわ。
セミの大合唱。
アスファルトからの照り返しの朝日の熱。
駅まで自転車で行くんだけど、駅に着くまでに汗だくになってしまう。
でも、でも、電車に乗ったら、涼しいのなんのって。
でも、汗だくのオトコに目の前に立たれたら、むさ苦しい奴って見られるんやろうな。
それはわかってる。でも汗かきな者にとれば、もうどうしようもない。
しかしでも、夏になったからという事で悪いことばかりでもない。
女のコ達は、薄着になったから、目の保養になる。悟られないように、ごく自然に見る。まぁたまに目のやり場に困る時もあるけどね。そんな感じのごく一般的なオトコですわ。

あっ。今日は、子ども達とプールにはいる日やわ。気持ちいいんやけどね。後がたいへんなんやね。子ども達を着替えさせて、そのまま給食やから、配膳の用意もせなあかんし。
まぁでも、今日行ったら、明日から2連休やし、夜は夜更かしして溜め込んだ録画したやつでも、ビール飲みながら見ようかな。
明日は、甲子園にジャイアンツ戦を見に行くし。
がんばろうっと。

あぁ今日は、いつもより早くに園に入らなあかんねんな。だからいつもの電車の時間ではなくって、一時間程早いんだよね。
こんなに早くに行くの久々やから眠たいわ。ってそんな事いってる場合ではない。発車時間が迫ってる。ヤバイわ。
「まもなく先発千里中央行きが出発致します。ご乗車の方はお急ぎ下さい。」
マズイわ。急がなきゃ。でもこんな時に周りの人達が、ノロノロに見えるのは、ぼくだけか?急げ急げ。
んんっ?何かよう見たら、僕と同じで一生懸命走ってる女のコが居てる。可哀想に汗かいて走ってるわ。可愛いツインテールもあんなに揺らして。かなり急いでるな。自分も一緒やけど。
「まもなくドアが閉まります。」