みてこれ、自分の結婚するかもしれない相手の誕生日占いだって。こんなの当たるわけないけどな。
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!!
お前の名前あるじゃん!やっべ嬉しいかも
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チュンチュン…

「ひなのー!朝!起きなさい!」

「んー、」

私は頭がボーとしながら時計をみた

「!?やば!もう8時前じゃん!もう少し早く起こしてよ!」


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やばい、もう皆んな並んでる!

「早くお母さん!先に行くよ?!」

「まってよ 〜 車の鍵閉めないと」

んも!私は駐車場から学校の体育館に繋がってるいる階段を駆け上った。
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「ひなの!こっちこっち、もう遅いよ!」

「ごめん!寝坊してさ」

「まあ、間に合ってよかった」

この子は私の親友ともいえる、幼馴染の
五十嵐 梓 (いがらし あずさ)

女子力高めで、身長は高くて可愛くて、明るくて
すごく自慢の友達。小学校は、私が隣町の学校に行ってたから、なかなか会えなかったけど中学校はこうやって一緒だから。すごく嬉しい!

中学ってやっぱり、ご飯の後屋上行ってお昼過ごしたり、学校帰りに寄り道して買い物したり、あわよくば彼氏できちゃったり…!なんて想像するだけで、もう楽しい!

「なににやけてんのよ」

梓が私の顔を覗いてきた。

私は、ふと我に返ってまた笑って

「内緒っ!」

「1人でニヤついて変人じゃん(笑)」

「うわ!なにそれひどい!」

私たちは、昔と変わらない些細な会話で笑いあった。

これから、楽しい中学校生活。
誰よりも楽しんでやる!……ん?
あの人誰だろう?同級生かな?

私は、ふと体育館の入り口の前を見ると
私と身長が、変わらないぐらいの男の子が中に入って行った。

中に入ったから、先輩かな?
身長私と変わらないぐらいか〜 、やっぱり彼氏の理想は自分より高いのがいいかな!なーんてね!

「ほら、ひなの行こ!入場だよ!」

「うん!」
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私、東雲 ひなの (しののめ ひなの)15歳
中学生になります **.*+**