「って言われてもわかんないよ…。やっぱり気になる」


桂碁がそう言うと、華はゆっくりと息を吐いた。

「だって、みんなでいたほうが楽しいでしょ。それに私たちの気持ちは同じなわけなんだし…」

「わかったよ…。じゃあ、華。キス、してもいい?」

そう言って華の方を見ると彼女の目は真っ直ぐこちらを向いていた。

「ありがとう、桂碁」

華はそう言うと桂碁の唇に、自分のものを重ね合わせた。