そして、気がついたときには、体は愛斗の腕の中だった。 顔は見えていなかったが、泣いているようだった。 「琴葉、これからも俺の友達でいてくれるか?」 愛斗は聞いてきた。 「もちろん。 だって、当たり前のことでしょ」 「だよな。俺は琴葉のこと、大好きだよ」 「そんなこと、泣きながら言われても嬉しくないってば…」 そう言って桂碁は笑った。 いろいろな意味でこの二人の関係は本人以外にはわからないだろうなと桂碁は思っていた。