幕は閉まっていた。




その向こう側には全校生徒が座って始まるのを待ってくれていると思うと



桂碁は内心わくわくしていた。



観客席の照明は落ち、今日のためにセッティングした
二階からの照明がステージだけを明るく照らし出していた。