「そういうことだったのね。
それなら私たちも、琴葉って呼んでいい?」

「まぁ…どっちでもいいけど」

そう言いながら桂碁は今自分の顔は赤くなってるだろうと想像していた。

しばらくすると、菜々子たちは仕事の方に戻って行ってしまった。

「レディースのみなさんは、琴葉と回るの?」

「そうしようと思ってる。

そういえば望月君ってなんで桂碁のこといつも琴葉って呼んでるの?」

そう華は聞いた。