桂碁はドーナツ・飲み物販売志望だった。

けれども最近はドーナツというものを

食べていないので今はどういうものが

人気なのか全く知らなかった。

二回目のアンケートの結果、

ドーナツ・飲み物販売の方が喫茶店を上回ったため、

それを桂碁たちはお店という形で提供することになった。

場所は東棟にある教室で、そこを三年六組と

半分ずつで使うことになっているようだった。


問題はメニューの内容と仕入れ先、値段を決めることだった。

桂碁は文化祭で出店するのは初めてなので

どういう風に値段などを決めていけばいいのか、さっぱりわからなかった。