6回目のデート。
いつも穏やかな表情をしている藤沢さんが、
珍しく、少し緊張というかかしこまった表情で声をかけてきた。
「今度、我が社が主催するパーティがあるんだ」
「ええ」
入社して1年ちょっとの社員に、パーティなどお呼びではなく、
パーティがある事自体知らなかった。
「一緒に行ってくれないか?」
「えっと、パートナーって事?」
「そう」
「私、パーティとか行った事ないわよ?」
「フォローもサポートもするよ、ドレスも心配しなくていい」
心の中でうーんと迷う、
パーティ、興味はあるが、会社関連なら、
何かあったら藤沢さんに迷惑かけるのでは?
しばらく返答をしないでいると少し強めの声かかかった。
「お願いするよ」
真剣な表情で頼まれ、彼女だしね、と折れた。
「分かったわ、ドレスお願いね?」
あえて、軽い感じで返すと、ほっとした表情になり。
「ドレスも靴もバッグも全部用意しておく、
当日はヘアメイクの人もいるから、何も心配ないよ」
何から何まで用意される事に、逆に不安を覚えたが、
これも御曹司と付き合って得れる経験よね、と軽く考え、
パーティに行く事にしたのだった。
いつも穏やかな表情をしている藤沢さんが、
珍しく、少し緊張というかかしこまった表情で声をかけてきた。
「今度、我が社が主催するパーティがあるんだ」
「ええ」
入社して1年ちょっとの社員に、パーティなどお呼びではなく、
パーティがある事自体知らなかった。
「一緒に行ってくれないか?」
「えっと、パートナーって事?」
「そう」
「私、パーティとか行った事ないわよ?」
「フォローもサポートもするよ、ドレスも心配しなくていい」
心の中でうーんと迷う、
パーティ、興味はあるが、会社関連なら、
何かあったら藤沢さんに迷惑かけるのでは?
しばらく返答をしないでいると少し強めの声かかかった。
「お願いするよ」
真剣な表情で頼まれ、彼女だしね、と折れた。
「分かったわ、ドレスお願いね?」
あえて、軽い感じで返すと、ほっとした表情になり。
「ドレスも靴もバッグも全部用意しておく、
当日はヘアメイクの人もいるから、何も心配ないよ」
何から何まで用意される事に、逆に不安を覚えたが、
これも御曹司と付き合って得れる経験よね、と軽く考え、
パーティに行く事にしたのだった。