その日、夕飯は両親は仕事関係の会食があるので出かけてしまい、
直哉さんと二人で夕飯を食べた。

その後お風呂に入り、二人で居間でテレビを見ていた。

テレビを見ている直哉さんと見て、考える。

好きなのかな・・・

直哉さんは、素敵な人だと思うし、ご両親とも上手くいきそう、
仕事ではいろいろ教えてくれたり、プラスになっている。

京子さんなら、何を迷っているの?と言うんだろうな、
そんな事を考えていると、直哉さんと目が合った、
どうやら、考えているうちに、直哉さんを見つめていたらしい。

そのまま、顔が近づき、キスされる。

直哉さんと、初めてのキス・・・

嫌じゃない。

やっぱり、好きなのかな。

そんな事を考えていると、口づけはどんどん深くなっていった。

頭が朦朧としてくる、
体の力が抜け、直哉さんのされるがままになる、
ちゅと音がして、唇が離される。

考えでぼうとしていると、手を引かれ、立ち上がって、
そのまま歩き始める。

連れていかれるまま歩いていたが、直哉さんの部屋の前で、
直哉さんが扉をあけ、はっとなった。

「直哉さん」

「待っては無理だから」

前を向いたまま答える。

グイと手を引かれ、もつれるようにして、部屋に踏み込む。

どうしよう。

そのまま、ベッド向かい、二人でたおれ込む。

少し、直哉さんの胸を押してみたが、びくともしなかった。
もう一度、キスされる。

もう、抵抗するする事はできなかった。