次の日、朝の9時ぐらい、
直哉さんが京子さんのマンションにやってきた。
どうして?と京子さんを見ると、
「直哉さんだったら、大丈夫だよ」
と笑顔で答えてくれた。
直哉さんは、迷惑かけたねと、京子さんにお土産を渡して、
「行こう」
と私の手を引いた。
京子さんは手を振って、見送ってくれている。
「すぐ頼れないような男でごめん」
車に乗り込むと、直哉さんが謝ってきた。
「どうして?謝るような事じゃないよ」
「それでも・・・」と言葉をにごしてしまう。
いつものくせで、それ以上車の中で会話する事はなかった。
しばらく車を走らせていると、大きな一軒家に到着し、そのまま車を停める。
「ここは?」
と聞くと、
「僕の家」
と返ってきた。
車から降りると、手を繋いで、家へ入っていく。
本気で付き合うか考え始めた矢先なのに、と戸惑う。
家にはご両親もいて、事情は聞いているよ、大変だったねと、
声をかけてくれた。
部屋は裕美(ひろみ)が使ってた部屋を使ってくれていいからと、
部屋に案内された、
直哉さんは3人兄弟で、一番上が直哉さん、
弟に雅紀さん(都内のマンションに一人暮らし)、
そして、今アメリカの大学に留学している裕美さんがいる。
後、施設におじい様がおられ、6人家族なのだ。
元々住んでいたアパートは、直哉さんの方で処理するので、
何もしなくていいと言われてしまった。
身一つと言うか、昨日の服装とバッグ、買ってもらったランジェリー、
そして無事だったネックレス、
これだけで藤沢家に居候する事になってしまったのだ。
直哉さんが京子さんのマンションにやってきた。
どうして?と京子さんを見ると、
「直哉さんだったら、大丈夫だよ」
と笑顔で答えてくれた。
直哉さんは、迷惑かけたねと、京子さんにお土産を渡して、
「行こう」
と私の手を引いた。
京子さんは手を振って、見送ってくれている。
「すぐ頼れないような男でごめん」
車に乗り込むと、直哉さんが謝ってきた。
「どうして?謝るような事じゃないよ」
「それでも・・・」と言葉をにごしてしまう。
いつものくせで、それ以上車の中で会話する事はなかった。
しばらく車を走らせていると、大きな一軒家に到着し、そのまま車を停める。
「ここは?」
と聞くと、
「僕の家」
と返ってきた。
車から降りると、手を繋いで、家へ入っていく。
本気で付き合うか考え始めた矢先なのに、と戸惑う。
家にはご両親もいて、事情は聞いているよ、大変だったねと、
声をかけてくれた。
部屋は裕美(ひろみ)が使ってた部屋を使ってくれていいからと、
部屋に案内された、
直哉さんは3人兄弟で、一番上が直哉さん、
弟に雅紀さん(都内のマンションに一人暮らし)、
そして、今アメリカの大学に留学している裕美さんがいる。
後、施設におじい様がおられ、6人家族なのだ。
元々住んでいたアパートは、直哉さんの方で処理するので、
何もしなくていいと言われてしまった。
身一つと言うか、昨日の服装とバッグ、買ってもらったランジェリー、
そして無事だったネックレス、
これだけで藤沢家に居候する事になってしまったのだ。