「、、そうだね。それも可笑しい話だ。教えてあげるよお嬢さん。僕は誘い人なのさ。」 は? 長い沈黙を破ったのは碧唯のその一言だった。 何だ誘い人って。 「そんな難しい顔しないで。案内人みたいなニュアンスさ。」 なるほど。と納得の相槌を打つ当たり。 この非現実的、いや、非現実そのものの世界に少しづつ、ほんの少しづつ順応してきてる私。 どうかしてるわ、本当に。