__________キーンコーンカーンコーン 帰りのHRの終わりを告げるチャイムが鳴り響く。 私は鞄に急いで教科書をぎゅうぎゅうに詰め込む。 「じゃあね!優衣!行ってくるね!!」 「うん!頑張ってきなよ!!報告待ってるね」 優衣やクラスメートにバイバイをしてから私は教室を飛び出した。 駅員さんに1秒でも早く会いたくて。 私は駅まで全力疾走した。