「じゃー、橘(たちばな)これ頼むな。」 「はい。」 担任からプリントの束を預かって教室へ戻る。 私、橘 莉子は中学生になってからというもの、喋らない真面目な子っていうレッテルを貼られて 否定するのもめんどくさくて、その通りに過ごしてきた。 高校2年生になった今も、自然とそのキャラが確立されて。 こうして先生の仕事を手伝わされるのだ。 正直とてもめんどくさいけれど、断ろうとしてもなぜか断れない性格だから余計に先生も頼みやすいんだろうな…