「またなんかあったら俺に言えよな。 学校来たらお前に無視されるわお前の机はないわ焦ったんだからなあ」 いじわるっぽくそんなことを言う奏斗くんは 私が心から頼りたいって思える人だ。 もし。 南原さんがまたいじめを始めたら。 きっと奏斗くんが助けてくれる。 そう思ったら怖くなんてない。 誰かが味方でいてくれて 手を差し伸べてくれる。 私はずっと そんな人を探していたのかもしれない。