どれくらい泣いただろう。




携帯を出して時間を見ると19時を回っていた。





嘘!もうこんな時間!?




早く帰らなきゃ。





そう思って座ったまま電車を待つことにした。






「ぎゃあ!!」




間抜けな声が出た。




声が出るのも仕方がない。




いきなり誰かが冷たいペットボトルを顔に押し付けてきたから。