ラウィークッキー(仮)


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中学生の頃のユキは
とてつもなく目立っていた。


理由は沢山あるが、
主な理由としては3つあげられる。


1つ目は容姿。

真っ白な肌と髪は、澄んだ金の瞳を引き立たせ、
柔らかな頬と唇は薄く色付き、見るものの目を引きつける。
ゆったりとした穏やかで優雅な動作は周囲の人々を魅了した。


もちろんこれを快く思わない者もいるわけで
一部の人からは、

「白髪ばばあ」

と呼ばれていることはユキも知っている。





2つ目は魔力。

これは彼女の魔力量が特別多いということでは無く、

魔力回復スピードと、魔力の質が飛び抜けて良く、
どれだけ魔法を使っても魔力が尽きる様子が無く、
かつかなりの質の良さにより魔法の効果が上がっていて、

周りが魔力量が並外れているのだと勘違いしているという事だ。

もちろん一般的に言えば魔力量が多いことに間違いは無いのだが。




3つ目の理由は、要領の良さ。

普段の勉強はもちろんのこと、
先生の手伝いからクラスの雑用、
何から何まで頼めばすぐに終わらせてくれる

ただしユキの機嫌が悪い時は
誰の頼みも聞かないので、

本当に困っている人達はどうにか機嫌を取ろうと必死になるのをよく見かけていた。