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夜空と朝日が混ざり始めた頃

私はゆっくりと重い瞼を開いた。




今日は私の人生にとって初めての大舞台


国内屈指の魔法科がある、
国立中央魔法学園の入学式だ。




窓の外の霞んだ景色とは裏腹に

私の意識は冴え渡る。



今日、この日をどんなに待ちわびたことか。





私は今日、

落ちこぼれとなるのだ。