チンッ ちょうど、オーブンが 焼き終わったのを知らせる音が鳴った。 「あ、グラタン焼けたかも」 先輩がオーブンを見に行く。 熱くなりすぎて気がつかなかったけど、 香ばしいチーズの匂いが漂っている。 オーブンを開け、中の鉄板を 引き出す音が聞こえた。 そして、電子音が聞こえる。 「もう少しだった。」 先輩が静かにドアを開け、戻ってきた。 そして、いつもの座椅子にストン、と座る。 空気が重い。 先輩はウイスキーを舐め、テレビをつけた。