「実紅ちゃんて 一樹くんと付き合ってるのー?」 ふんわりと、甘い香水の香りがする。 「あ、いえ。そんな付き合ってないです。」 「え?そうなの? 一樹くん、かっこいいよねー?」 明梨さんはえへへ、と可愛く笑い、 小首をかしげる。 少女マンガとかドラマでしか、 こんなの似合わないと思ってたし。 現実にいたらあざといと思ってたし。 なのに、ナニコレ!!! 女子の私がキュン死にする!!! 破壊力、やばい!!!