「・・・彼女、いるなら、 私とごはん食べちゃだめなんです。」 私は鼻をすすり、先輩をみてそう言った。 「彼女いるんなら、教えてください。 もう、先輩の家にいかないから。」 「は?」 私の言葉に、先輩は眉をひそめる。 ほんと、そういう演技、いいから。 私は、他人の彼女とモメるとかゴメンなの。 「・・・俺、彼女いないけど」 「は?」