「これで、一人で作れるよね。」 先輩は今日のレジピの説明を終え、 そう言って私を見た。 テレビで始まったばかりの サッカー中継を観ながら、私は箸を進める。 先輩はすでに自分の分は食べ終わり、 買ったばかりのスナック菓子を 開けようとしていた。 前回と同じコップに私は、 ペットボトルの紅茶を、 先輩は氷を入れてコークーハイを注ぐ。