「モテないっていうのは嘘だよね。 でもね、私も自分の彼氏が、女の子と二人でごはんとか行くのはいやかも」 「実紅ちゃん、彼氏いるの?」 「ううん、いないよ」 私の答えに彼が安堵しているように感じた。 それは、気のせいではないはずだ。 もし、私に彼氏がいたら、それはまずい。 「そろそろお店に向かおうか」 彼は腕時計を見て話題を変えた。 時刻は7時を過ぎている。 私もうなずいた。