中島の方をむくと中島は涙目だった。
「え!?何何!」
「聖奈、それは俺と付き合うってことでいいの?」
もしかしてそれで泣いてるのか?
「うん中島がいいなら」
それは反則だろ中島。可愛すぎる。
「中島ーーーーっ!可愛いすぎ!」
椅子に座って私の話を聞いていた中島を後ろから抱きしめる。
「聖奈やめてよ〜!」
でもこれは可愛すぎる中島がわるいもんね。
前から女々しいのは知ってたけどここまでとは。でも泣くほど嬉しいってことだよね。
「よし中島帰ろ!」
中島は袖でごしごし涙を拭きながらうんと言って立ち上がった。

