住岡さんは冷静。焦ってもいない。

緊張している様子でもない。


「なぜ私が犯人だと思ったの。」

「それはですね。あなたはうそついています。」


そう。

うそついている。矛盾点がある。


「あなたが水曜日、コンビニと駅前で言ってたこと矛盾しているんです。あなた、飲食店のパートしているんですね?」

「間違いありません。」

「なのに郵便局前では、就活中って言っていましたね?」


住岡さんは、急に黙る。