†可愛いプリンス†

「先…ぱ、い…」
 後輩は頬を紅潮させ上目遣いで私を見てくる。
「も一回…したい、です」
 おまえはいいだろうが俺は無理だぁぁぁあ!!
 そんなことを考えている間にキス…。
「はっ…ふぁ」
 酸素を求めるが、舌を絡められていて上手く息が吸えない。
 やっと終わったときには休憩時間になっていた。
「後輩、休憩」
「後輩じゃなくて名前で呼んでほしいです」
「…」
 名前─────ッ!!
 察したのか自分で名乗った。
「俺の名前は…──」