「一樹はさー好きな人いるの?」

!!??
「ど、どしたの、いきなり」

「んー、なんとなーくー」


やっぱり伝えたい。


でも、今伝えるのは無理だ。


だから。


「クリスマスの日、予定ある?」

「い、いや、何もないよ」

「クリスマスの日伝えたいことがあるから、会ってください」


俺は怖くて目を強くつぶっていた。

「はい!」


俺は嬉しくて、後ろを向いてガッツポーズをした。