秘密の相談相手

「あ、そうだ電話!」


私は慌てて電話に出る。


「怜央先輩おはよう……」

「遅いぞ麻弥!」


朝から大きな声に耳が痛くなる。

先輩の元気さは画面の奥から伝わってくる。

可笑しくなってしまう。


「何笑ってるんだよ!今日俺試合出るんだけど。」

「わかってますよ、サッカー私観に行くって言ったじゃないですか。頑張ってくださいね。」

「お、おう…!当たり前だろ!」


怜央先輩は「じゃあな。」と電話を切った。


朝から先輩の声を聞くと、何か落ち着いた。

やっぱり先輩ってすごいな。

安心できるし、お兄ちゃんみたいだ。


ふと、スマホの時間を見ると、そろそろ行かないとやばい。


私は小走りでバス停へと向かった。